【注文住宅】土地だけ先に購入した場合に注意しなければならないこと

土地を持っていなかった”あざみ夫婦”は、家を建てる前に土地を購入しました。

注文住宅で家を建てる場合、多くの人は土地を先に購入することになると思います。

土地を先に購入して気付いたのですが、いろいろと注意しなければならないポイントがいくつかありました。

住宅ローン

つなぎ融資

住宅ローンは家が完成して初めて融資が実行されます。

つまり土地だけ先に購入した場合、土地の購入費用を支払うためには、一時的に「つなぎ」の融資を受ける必要があります。

※現金一括で購入した場合は不要です。

家が建つまでの間は、つなぎ融資の利息分のみを支払い、家が完成した時に住宅ローンへ”つなぎ融資”を一本化することになります。

つなぎ融資のデメリットは金利が高いことです。

住宅ローンの金利が1%前後に対して、つなぎ融資の金利は2〜3%前後となっています。

家が建つまでの短期間の借り入れとなりますが、金額としてはかなり高額になります。

SHOEIは日本住宅ローン（MCJ）という金融機関で年利1.8%でつなぎ融資を受けていますが、土地購入から家が建つまで約10ヶ月掛かる予定なので、金額にすると367,000円の利息を支払うことになります。

無担保で融資を受けることができますが、金利が高いというデメリットもあるので、事前に借入期間や借入額を確認しておいた方がいいでしょう。

土地先行融資

つなぎ融資とは別に、もう一つ、「土地先行融資」という融資があります。

こちらは住宅ローンの土地代分を先行して融資してもらえるというもので、分割融資とも言われています。

住宅ローンと同じ金利で融資を受けられるので、つなぎ融資よりも低い金利で借り入れることができます。

ただし、土地と建物それぞれで申し込みが必要となるので、2回分の手数料や印紙代が掛かったり、建築する建物のプランを用意する必要があったりとお金や手間が掛かります。

また、取り扱っている金融機関も限られています。

住宅ローン控除

つなぎ融資は住宅ローン控除の対象外なのに対して、土地先行融資は条件を満たせば、住宅ローン控除の対象となります。

しかし、家が完成して住宅ローンが実行されれば、つなぎ融資も一本化されるので、住宅ローンの対象となります。

土地先行融資も年末に居住していなければ住宅ローン控除の対象にならないので、結果的にあまり違いはないのではないかと考えられます。

固定資産税

土地や建物などの資産を所有している場合は、固定資産税という税金が課せられます。

固定資産税の按分

一般的に、土地を購入した年に発生する固定資産税は、売主と買主で按分して支払うことになります。

固定資産税はその年の1月1日時点で資産を所有している人が納めることになるので、基本的には買主が売主に按分した金額を支払うことになります。

SHOEIは6月27日に土地の引き渡しがあるので、6月27日以降の固定資産税を売主に支払います。

土地の固定資産税額

土地の固定資産税は下記の計算式で求められます。

ただし、家が建っている場合は、土地の課税標準額が軽減されます。（住宅用地の課税標準の特例）

土地の管理

土地を購入した後は、買主が土地を管理する必要があります。

これは本当に盲点だったのですが、春の日差しを浴びて、あざみ夫婦の土地の草が物凄く成長してしまったのです。

2mくらいまで伸びてしまった買った土地の草

この草を家の工事が始まる前になんとかしなければなりません。

土地の面積にもよりますが、草むしりを業者に依頼すると数万円かかります。

自分でやるとなると、草むしりの作業だけでなく、ゴミ（草）の処分や、除草剤や防草シートの準備が必要になります。

どうしたものかと悩んでいると救世主が現れました。

なんと住友林業の営業さんが手伝ってくれるというのです。

詳細はYouTubeで動画にしたいと思いますが、結果こんな感じになりました。

草むしり終了後に団欒しているあざみちゃんとひーちゃん

本当に大変な作業で45坪の土地の草むしりは、大人5人がかりで4時間ほど掛かりました。

これは数万円取られてもしょうがない、、、

住友林業の営業さんには本当に感謝です。

ちなみに今回草むしりをして分かったことは、、、

むしった草を袋に詰める作業が一番しんどい！！

ということでした。笑

みなさんも土地を購入する際は、季節や着工時期にもよると思いますが、草むしりを業者に頼むか自分でやるか、考えておいた方がいいかもしれません。

まとめ

このように土地を先に購入すると色々な維持費用が発生します。